グリセリン

グリセリンとは

グリセリンは別名グリセロールとも呼ばれ、無色透明の糖蜜状の液体です。1779年にスエーデンで発見され、甘みがあるためギリシャ語の甘いという言葉にちなんでグリセリンと名づけられました。プロピレンから合成して作られるか石鹸の廃液を精製して作ります。燃える性質があるので取り扱いや保管に注意しましょう。グリセリンは吸湿性が非常によく、保水性を利用して水彩絵の具や化粧品に良く使われ、医療の方面でも浣腸や目薬など、様々なものに用いられています。また、凍りづらいために不凍液としても利用され、ニトログリセリンの原料としてはなくてはならないものです。三つのヒドロキシル基の全部を脂肪酸でエステル化したものを中性脂肪と呼びます。

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グリセリンは浣腸の中に使われるグリセリン液だという人は医療に明るい人ですね? もちろんそれだけではありません。化粧水やソープを手作りした事のある人でしたら「作るときに使ったわ!」と思うでしょう。肌を保湿し、保護してくれる役割もありますね。

グリセリンカリ液

もちろんグリセリンが入った液ですが純正ではありません。苛性カリなどが入った別名「ベルツ水」のことです。皮膚の角質を柔らかくして乾燥を防いでくれます。長期に渡って使用すると、皮膚が刺激に弱くなりますので注意が必要です。

簡単手作り化粧水

グリセリンを使って手作りの化粧水を作ってみましょう。原価がかからないのでばからしくて化粧水を買えなくなってしまいますよ。

材料

  • 尿素……25g
  • 水道水……100cc
  • グリセリン……小さじ1/2
  • 原液を入れる容器
  • 出来上がった化粧水を入れる容器(アトマイザーなどでもOK)

使用するグリセリンはカリ液でもかまいませんが、どうしても植物性のグリセリンがいいという人は、通常薬局では取り寄せ扱いになり、定番では置いていないと思われますので注文するか、インターネットでは簡単に購入することができます。尿素は薬局で扱っているものは刺激が強すぎて、化粧水を作るのには向いていません。意外かもしれませんが、ホームセンターの園芸コーナーなどにおいている尿素で十分です。

  • 原液を入れるために用意した容器に、尿素と水道水を入れて振って混ぜましょう。
  • グリセリンを入れ、同様に混ぜましょう。

以上原液の作り方はおしまいです。簡単ですね? この原液は冷蔵庫で半年くらいは保存がききます。

使い方

  • アトマイザーや化粧水の容器を用意します。
  • 原液を入れて10倍に薄めます。
  • 好みの精油を入れてもいいでしょう。

薄めた液は2週間くらいで使い切りましょう。アトマイザーや化粧水容器に油性ペンで原液を入れる量と10倍に薄めたときの量の線を引いておくと次に作るときに大変便利です。資金もあまりかからずにたくさん作れますから、乾燥する季節にたっぷり使えますね。

簡単手作りソープ

通常手作りソープは苛性ソーダを使いますが、劇薬扱いで印鑑がなければ薬局でも売ってくれません。そこまでしなくても簡単に手作りソープにチャレンジしてみたいという人にお勧めの簡単ソープ作りです。

材料・道具
  • 市販されている純せっけん
  • グリセリン
  • 耐熱容器
  • おろし器
  • 石鹸の形を作る型
  • お好みで精油や蜂蜜(保湿効果があります)を加えてもいいです。
作り方
  • 耐熱容器に用意した純せっけんをおろし器ですりおろします。
  • ひたひたにお湯を加えて、石鹸が溶けて透明になるまで電子レンジでチンしましょう。温度が上がって煮立ってきますので、時々止めながら行います。
  • 透明になった石鹸生地にグリセリンを加えて混ぜます。精油や蜂蜜を入れるのはこのタイミングです。空気を入れてかき混ぜたり空気を入れないようにかき混ぜたり、混ぜ方で石鹸の仕上がりが変わってきます。色んな混ぜ方で自分の好きな仕上がりを試してみて下さい。
  • どろどろになった生地を用意していた型に入れます。冷めたら冷蔵庫で生地が白っぽくなるまで入れておきます。
  • 固まったら型から出して引っくり返しながら1週間ほど乾燥させます。
  • 乾いたら出来上がりです。オリーブオイルを入れたり米ぬかを入れたりと色々アレンジしてみるのもいいですね。
ニトログリセリン

ニトログリセリンはグリセリン分子の三つの分子をエステル化させたもので、ダイナマイトの原料として有名ですが、血管を広げてくれる作用もあるので狭心症のお薬にもなります。狭心症を患ったニトログリセリン工場の従業員が、自分の家では発作が起きるのに勤務中である工場では発作が起きないことからその効果が発見されました。同じ「グリセリン」の名前がついていても、その用途は全く違うのですね。

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