|
花束において、“かすみ草”は主役ではありません。いつでも他の花たちを引き立てるための脇役、それも一生懸命主役を盛り立てようとするけなげな名脇役です。でも、花束などでなくかすみ草が普通に咲いているところを見たことがあるでしょうか? 小さい花がいくつもならんだ花を咲かせていて、充分主役にも抜擢できそうなかわいらしさです。そこで、ここではいつも派手な花の間に隠れがちな“かすみ草”にスポットをあててみたいと思います。
スポンサードリンク
かすみ草の植物学
それではかすみ草の植物学を紹介していきます。
かすみ草とは
かすみ草はナデシコ科に属するナデシコの仲間です。ナデシコと同様海外からの帰化植物ですが、一年で枯れてしまう一年性種と宿根と呼ばれる多年性のものがありますので、鉢植えを購入する場合にはどちらなのか確認しておくことをお勧めします。晩春から初夏にかけて白やピンクの花をたくさん咲かせます。ここからかすみ草の別称を“群れ撫子(むれなでしこ)”と呼ぶことがあります。
かすみ草の花言葉
かすみ草の名の由来は花の咲き方がかすみのようと見立てられたところから名づけられました。そのせいかかすみ草の花言葉はどれも清らかなイメージが多いようです。
- 赤いかすみ草:“感激”・“感心”など心が動くさまを表しています。
- 黄色いかすみ草:“しずかなこころ”・“きよらかなこころ”などです。
- 白いかすみ草:“切なる喜び”といった静かな嬉しさを表します。
かすみ草の誕生花
かすみ草は色によって誕生花が違います。
- 4月13日:かすみ草(全てのかすみ草を含む)
- 4月15日:白いかすみ草
- 4月20日:赤いかすみ草
- 8月21日と8月26日(いずれも色による差はなし)
かすみ草の楽しみ方
かすみ草は小さい花がたくさん咲くので大きな花、例えばバラなどと一緒に花束にすると見栄えをいっそう引き立たせてくれます。控えめなところがかすみ草の特徴なので添え物としてアレンジすると良いでしょう。また、ガーデニングにおいても寄せ植えなどに適した花です。かすみ草単体で楽しむなら押し花などもいいでしょう。かすみ草はそのまま押し花にできるので初心者でも簡単に作れます。
参考:かすみ草を押し花にする
かすみ草は花が小さく、押し花の練習にもってこいですので簡単にやり方を紹介してみましょう。
| |
かすみ草の押し花・材料 |
かすみ草の押し花・作り方 |
|
- かすみ草
- 板2枚(かすみ草そのものより大きめで平らなものがよいです)
- 新聞紙2枚
- 薄紙かティッシュまたはキッチンペーパー適量
- 重し(ブロックやレンガが平らで使いやすいです)
- ビニール(ゴミ袋でも何でもいいので板ごと包めるサイズ)
|
- 板の上に新聞紙、ペーパーの順に載せましょう。
- その上にかすみ草をできるだけ茎や花がかぶらないように注意して載せます。
- さらにペーパー・新聞紙・板の順に重ねます。
- 中身がずれないように気をつけてビニールで巻きます。
- その上に重しを載せます。なるだけ全面に平均的な重さがかかるようにします。
- あとは乾燥を待ちます。
|
かすみ草の押し花・注意点 |
- 新聞はケチらずに片側は4枚がさね程度にしましょう。
- 乾燥待ちの時はじっと我慢。しょっちゅう様子を見るとずれてしまいます。
- 茎の方は乾燥が遅いので、茎を短めにすると出来上がりが早くなります。
|
かすみ草を育ててみよう
庭の一角に安らぎを生むかすみ草を育ててみましょう。
かすみ草の育て方
かすみ草は1年性の花は大きめの代わりに花数が少なく、宿根性のものは花が小さい代わりに群れ咲く様子が美しいのが特徴です。ここではかすみ草の名の由来になった多年性の宿根タイプのかすみ草の育て方を紹介します。といっても1年性のかすみ草も育て方はかわりませんから参考になると思います。
かすみ草の育て方のポイント
- タネのまき時は9月からひと月ほどの間です。種まきはプランターなどに腐葉土を入れて表面にタネをばらまく感じでOkです。その後タネが見えなくなる程度に軽く土をかぶせます。
- 気温は17度前後が発芽に最適です。このときは直射日光に当たらないようなところにおいてあげましょう。発芽するまではラップで蓋をしておきます。(密閉しないように)
- 上手く発芽したらラップは撤去し、雨が直接当たらないようなところにおいてそのまましばらくそだててあげます。
- 大きくなったら庭に植え替えて上げます。日光は大好きですが、肥料はあまり必要ありません。与えすぎに注意しましょう。また、水はけが悪いと根腐れを起こしますので注意。
- しっかりと育つまでは弱いので支柱を用意してあげるときれいな形に育ちます。またひょろひょろしないように何回か摘心してあげるとがっちりします。
- 大きくなると品種にもよりますが40〜70cmほどに育ちます。開花した後上手に切り戻しが出来れば秋にもう一度かわいらしい花を咲かせてくれます。
- かすみ草は単体でもかわいらしいのですが、他の花と寄せ植えしたり他の花を組み合わせたりすると安らぎのある花壇が出来上がります。いろいろ試して見ましょう。
スポンサードリンク
|